2024.10.12
建設業界には酒とタバコとパチンコ(ギャンブル)がやめられないという人が多い。
やめたいけどやめられないという人もいるが、そもそもやめる気がないという人も多くいる。
健康にも、お財布にもやめた方がいいに決まっているのは誰もが自覚している。
それらにはまる人達を多く見てきた私が思った、そういう人達に対する所感を述べていきたい
アルノはどうなのか
そもそも私自身がどうかというとまず、私はタバコを吸ったことがない。
生まれてこの方一度たりともだ。
父親がヘビースモーカーだったので子供の頃からそれを「くさいな」と思っていたので自分は絶対に吸わないと決意していたためだ。
パチンコを含め、ギャンブルもしない。
私はハマりやすいタイプなので、一度やったら絶対ハマると思っているのでやらないと誓っている。
酒は、たしなむ程度だ。
飲み会の場や、仕事でよほど疲れた時には飲むがいわゆる晩酌はしない。
自分がそれらをしないので、他人を客観的に見ることができるという側面もあるだろう。
ある所長の言葉
ある飲み会の時、所長に「おまえはタバコもギャンブルもしないなら、何を楽しみに生きているんだ」と言われたことを今でも鮮明に覚えている。
「きっと所長は私を蔑むことでマウントを取りたいんだろうな」と思った私は、あいまいな返事をしたのだが、内心では「タバコとギャンブルが楽しみの人生がそんなに誇れるのだろうか」と思ったものだ。
たしかに、昭和生まれが幅を利かせていた平成の時代は、それらをしないと一人前ではない、という空気が建設業にはあった。
今思えば何とも変な時代だ。
パチンコにはまる先輩
建設業界には、いわゆるパチンカスが本当に多い。
私の周りでは、先輩が5人いたら3人はそれだった。
休日は当然パチンコ、昼休みにはパチンコ雑誌、車ではカーナビでパチンコのDVDを流しながら運転。
自分がパチンコにはまるのは勝手だが、後輩や部下をさそうことはやめてほしい。
勉強しなければならない若い時期にギャンブルにはまるのは、その若手の人生に影響しかねない。
そんな先輩を当然のように私は軽蔑していた。
ストレスを酒とギャンブルで解消する後輩
ある後輩は業務が多くなると仕事の精度が下がる。
そして夜な夜な行きつけの飲み屋にいく。
休日にはパチンコ。
そのように仕事のストレスを解消しているようだ。
体型はもちろん肥満。
そのような不健康な生活をしているため免疫力が低下しているのか、体調も崩しがちだ。
そもそも酒は睡眠の質を下げるので、次の日仕事の注意力が散漫になっていると思われる。
そのような人は自分の欲望には勝てない場合が多いので、当然私のアドバイスなど聞かないし、鬱陶しく思っているだろう。
彼については後輩ということもあり、何とか意識を変えてあげたい気持ちがある。
人を見てどう行動するべきか
人から学ぶ姿勢を持っている人は強い。
それは尊敬する人に学ぶだけでなく、尊敬できない人を反面教師とすることもできるからだ。
一方、人に影響されやすい人は、それとは少し違う。
良い行いをする人に影響されるのはいいが、一方で悪い行いをする人にも影響されることがある。
その両者の行動にはその結果において、時に天地の開きがあらわれてしまうことがある。
他人の過ちや堕落した姿に影響されてしまうか反面教師とするかは人生の大切な分岐点となるのだ。
その両者の10年後20年後の姿を想像すると恐ろしい限りである。
タバコ、酒、ギャンブルがいいことだと思っている人は少ないだろう。
それらが習慣になっている人がまわりにいた時、その姿をみて自分がどう影響されるのか。
他人という鏡で自分の過ちを防ぐ事ができるかを試されていると思うと、自分の行動をより良くしていくことができるのではないだろうか。
せめて後輩や部下の模範となる自分になろうと決意と行動を持続したいものだ。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。
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