2023.03.18
前回、15年前に自宅を建てた時の、ハウスメーカー残念エピソードを紹介したが、今回は自宅建設にあたって私のこだわり7点を紹介したい。
こだわっても使用しないと意味がないので、その辺も踏まえていきたい。
ポイントは、ハウスメーカーまかせにしないこと。
ハウスメーカーにプロの目線は期待しないこと。
新しい生活をイメージして、夢をふくらますこと。
階段の吹き抜け無駄じゃね
図面を検討していたときに、階段上部がやけに広いことに気が付いた。
その結果、2階の縁側がいびつな形になっている。
ハウスメーカーに「ここに床をはったら階段の天井が低くなりますか?」
と聞くと「頭あたるかも」
と言われたが計算して絶対大丈夫と確信した私は2階の床を広げてもらった。
結果、頭はあたらないし2階の広縁が広くなり、なんとも贅沢な空間ができた。
浴室乾燥機というヤバい機械
風呂場に浴室乾燥機を設置した。
梅雨時期になると洗濯物がなま臭くなるのである年、ヨメに浴室乾燥機で乾かすように言うと、生臭さがなくなった。
しかも寝ている間に乾くのでよっぽど楽だったのか味をしめて、それ以来一年中浴室で洗濯物を乾かしている。
一応、電気代の安い深夜電力で乾かしているようだが、それでも電気代がヤバい。
可動式収納を間仕切りに利用
ハウスメーカー自慢の大型可動式収納というものがあった。
これはいいと思い、2階の大部屋に可動式の収納棚を二つ設置した。
子ども2人が小さい時は、家族4人で大部屋にみんなで寝ていた。
そして上の子が中学生になった時に、可動式収納を部屋の真ん中に間仕切るように並べ、子供部屋として2部屋にした。
可動式収納二つは一つずつそれぞれの部屋を向いているから、収納付の子供部屋となっている。
可動式収納の大きさも間仕切りジャストサイズで選んでいたので作戦どおりにうまくいった。
床下収納を使おう
キッチンに床下収納を設置した。
しかしヨメが全然使わない。
その割には、箱買いした野菜ジュースがキッチンの邪魔なところにおいてある。
「これを収納に入れるといいよ」と言うと、やっと使い始めた。
あと箱買いした高カカオチョコレートも。
竣工後10年目の話。
やっと日の目を見た床下収納。
バルコニーという贅沢品
2階のバルコニーが異様に広くなった。
およそ30㎡。
しかし、ヨメも私もどうやって使っていいか分からず戸惑っている。
南面だから洗濯物を干すにはいいのだけど、浴室乾燥機使っているし。
ちなみに初めてバルコニーでバーベキューをしたのは一昨年。
やってみたら楽しかったけど住宅街だからまわりが静かで若干気をつかう。
今のところ、たまにバーベキューするだけ。
バカでか屋外収納
「やっぱりイナバ」のでかい屋外収納を設置した。
その結果、「とりあえず収納に入れておけ」という思考回路になり、わずかで10年で広い収納がパンパンになった。
反省した私は断捨離し、それ以来キレイに使っている。
広い屋外収納が戻ってきた。
しかし、先日、見知らぬスタッドレスタイヤが増えていた。
どうやらヨメの姉の分を入れさせてあげているらしい。
聞いてないのだけど。
おまけの太陽光発電メーカー
15年前自宅を建てた時、メーカー10年保証で5.6kWの太陽光発電を設置した。
しかし10年間の間に3回故障した。
3回とも無償で修理、交換してもらったのだが「10年で3回も故障して、10年たった瞬間に有料ですぢゃぁないだろうな」と言ってみた。
それ以来、今のところ壊れてないからまぁ良しとしよう。
ちなみに、発電した電気は当時45円/1kWhで買い取ってくれていた。
自分で使うより、売った方が儲かる金額だった。
そして使わない余剰分を売って月平均1.5万円くらい稼いてくれていた。
使用している分を考慮するときっと2万円は稼いでくれていただろう。
オール電化住宅なので、ガスはなく水道代は月5,000円程。
つまり当時すでにZEH (Zero Energy House)を確立していたのである。
それが数年前から、売電金額は9円/1kWh程度に大幅値下げ。
ZEHどころか、売るより使った方が得する状態。
まぁ、すでに元は取っているから、細々と売電して、蓄電池が安くなったら自分で使うようにしようかなと考えている。
いかがだったであろうか。
ハウスメーカーにはガッカリしたが、こだわりの自宅を建てるのはとても楽しい。
マンション購入、中古住宅購入では味わえない楽しみがある。
都内で戸建てを建てるのは非常にむずかしいが、地方都市在住の方は新築戸建ても選択肢の一つとしてはどうだろうか。
この記事はこの人が書いています。
施工管理技士アルノ
1級建築施工管理技士
1級電気工事施工管理技士
1級管工事施工管理技士
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。
現場監督としての体験、施工監視技士試験の勉強法、
2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。
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