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執筆者の写真アルノ

先輩や上司に怒られない方法

2022.06.18

建設業界はいまだにパワハラが横行している。


このような状況はもっての他なのだが、これが現実である。


現状、若手現場監督は常に先輩や上司のパワハラに怯えながら仕事をしているのだ。


そのような状況が続くと人間は萎縮してしまい、思考ができなくなる。


その結果、ボーとした状態で仕事をしているとさらに先輩上司の癇に障るという悪循環に陥る。


本来は業界全体、各会社が全力でそのような環境を改善しなければならないのだが、それはいつになるか分からない。


自分の身は自分で護るしかない。


このブログをその一助としていただきたい。



先輩や上司が怒る理由を理解する

先輩や上司はいったいなぜ怒るのだろうか。


それは、自分が期待するように動いていないからだ。


先輩、上司は怒る時に「オレが若い時はこれくらい言われなくてもやっていたのに、なぜできないんだ」と思っている。


つまり彼らは若い時、優秀だったのだ。


また、よく言われる「ゆとり世代」の特徴も彼らが怒る理由の一つだ。


そのなかには以下のようなものがある。


・言われたことしかしない(指示待ち)

・怒られ慣れていない(メンタル薄弱)

・コミュニケーション能力が低い(協調性がない)


これらが良いか悪いかは別として、彼らがこのように思っているということをよく理解しておく必要がある。


その上で怒られることを回避するための姿勢、行動を紹介する。


以下に述べることは怒られないためであるのみならず、自分の将来に向け、仕事の実力を効果的に身につくものでもあるので、ぜひとも心がけ、実践してもらいたい。



思索をする

「思索をする」


実はこれが根本で、その他の内容は枝葉でありテクニックでしかない。


・どうすれば仕事がうまくいくか

・今日中に行う仕事は何か

・次の仕事の段取りはいつまでにすれば良いか

・どうすれば職長さんが信頼してくれるか

・仕事を効率化するにはどうすればいいか

・残業を減らすにはどうすればいいか


思索内容はいくらでもあるだろう。


思索の項目が広がり、思索の内容が深まるごとに仕事に厚みと深みがでて信頼を勝ち取ることができるだろう。


大切なことは時間を決めるなどして思索する習慣を身に付けると共に、その思索結果を行動に移す習慣をつけることである。



受動的でなく能動的に動く

ゆとり世代の特徴に記載したひとつに「指示待ち」があるが、それはすなわち受動的と言えるだろう。


受動的な仕事ほどつまらないものはない。


受動的な仕事ほどつらいものはない。


受動的な仕事ほど力のつかないものはない。


しかし若い人の多くは仕事に対し受動的だ。


意識を変えて、与えられた仕事は最低限ととらえ、プラスαの仕事に挑戦したとき、恐ろしいほどに仕事は楽しくなり、実力がつく。


今の現場に足りないものはなにか、その中で自分にできることは何かと思索し、実行した時に先輩、上司の評価も一変するだろう。


「言うは易く行うは難し」だが、ぜひ挑戦してほしい。



言い訳ではなく相談をする

もう一つ怒られないための具体的なコツを伝授しよう。


それは、悪い話しほど早めに相談するということだ。


人間、悪い話しは相談しにくい。


しかし悪い話しは早いほど対処しやすく被害も少なくてすむ。


そして仕事ができる上司先輩はたいてい悪い話しについてどうなっているか気づいていて心配しており、報告を待っているものだ。


つまり悪い話しは多くの場合お見通しなのだ。


そんな中、悪い話しをずっと相談せず逆に、上司、先輩から「あれはどうなってる?」と先に聞かれてしまったら最早何を言っても言い訳になってしまう。


当然、上司、先輩の口調も怒り口調だ。


悪い話しはこちらが先に話しをすれば相談になり、あちらが先に話しをすればいい訳になってしまうことを知っておこう。


この点からも、悪い話しは勇気を出して早めの相談したほうがいいと分かるだろう。


そして相談する時のコツは「どうしましょう?」ではなく「こうしたいと思いますがどうでしょう?」と自分で打開案を考え提案するとよいだろう。


「お、やるな」と、きっと親身になってくれるはずだ。



怒る先輩、上司は決していい先輩、上司ではないし、嫌な気持ちにさせられる。


しかし、怒られない為の方法はある。


それを理解し、実行するかどうかで仕事が楽しくなるか、つらくなるかに大きく影響するなら行うべきだ。






 

この記事はこの人が書いています。


施工管理技士アルノ

1級建築施工管理技士

1級電気工事施工管理技士

1級管工事施工管理技士

1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。

現場監督としての体験、施工管理技士試験の勉強法、

2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。



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