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執筆者の写真アルノ

職人からゼネコンに転職するには

2022.04.23

職人さんからゼネコン現場監督という職業はどう見えるのだろうか。


よく言われるのは悪い印象として

・残業が多くて絶対やりたくない

・所長や主任から若手がいじめられていてかわいそう


いい印象としては

・年収が高くてうらやましい。

・現場をウロウロしているだけでらくそう


といったところだろうか。


多分に誤解がある気もするが、さまざまあるなかで一つ言えるのは、職人さんは体を使う仕事なので高齢になるほど、体力的にきつくなるが、ゼネコン現場監督はそこまで体力的にきつくはない、ということがある。


それまでに管理職になり、営業や部長などの内勤になればいいのかもしれないが、なれる人は限られているだろう。


そのため職人さんのなかには、ある程度若い内にゼネコンに転職できるならぜひしたいと思う人もいるかもしれない。


実はゼネコン全体としては技術者不足で中途の求人を募集している会社も多い。


ゼネコンへの転職を目指す人にとってはチャンスなのである。


そこで今回は、職人さんがゼネコンに転職する方法について述べる。



まずは職長になる

ゼネコンに中途採用を目指すにあたって必須事項が一つある。


それは1級建築施工管理技士を取得しているということだ。


実はゼネコンが中途採用している理由は1級建築施工管理技士取得者が足りないということが大きな理由なのだ。


逆に言えば1級建築施工管理技士さえ取得してしまえばゼネコン転職への道が大きく開けるということが言える。


そして1級建築施工管理技士を受験するためには工事管理業務を経験しなければならず、正確にいうと「指導監督的実務経験1年間以上」が必要というものだ。


「指導監督的実務経験」とは「部下・下請けに対して工事の技術面を総合的に指導監督した経験」のことをいう。


職人さんが所属する会社、つまりゼネコンからみて下請会社となる会社でこの経験に該当するのはおそらく現場代理人や職長となるであろう。


まずは、職人としての腕を磨き、職長になることを目指そう。



1級建築施工管理技士を取得

現場代理人や職長になり、1年間の実務経験を経て、いよいよ1級建築施工管理技士の受験だ。


日中現場で仕事をしていれば夜は眠くなる。


そんな中、試験の勉強をするのは大変だろう。


作業がない日や日曜日はもちろん、平日もいかに弱い自分に負けず勉強するかが問われる。

かといってダラダラと時間をかけて勉強するのも時間がもったいない。


時間をこじ開け、勉強するからには効率よく短期間で知識を付け、合格を目指すべきである。

勉強方法は下記リンクを参考にしてほしい。




転職エージェントに登録

1級建築施工管理技士を取得したらいよいよ転職活動だ。


もし転職を経験したことがないなら、どうすればゼネコンに転職できるか見当すらできないのではないのだろうか。


まちがってもハローワークや求人情報誌などから転職先を選んではいけない。


転職素人が中途半端に動いても失敗する確率が高いのは自明の理だ。


ここは転職のプロ、転職エージェントを頼ることがお勧めだ。


転職エージェントは無料で利用できるし、自分が働いている時間にお勧めの企業を探してくれるので、転職先が決まってから今の会社を辞めることができる。


さらにエージェントに要望をしっかり伝える事により、納得のいく条件の会社を紹介してくれるのだ。




ゼネコンのプロパー社員はいうまでもなく、ゼネコン現場監督しか経験していない。


逆にいうと職人を経験した現場監督はとても希少だ。


そこには強みもあるし、弱みもあるだろう。


せっかく職人からゼネコンへ転職を果たしたなら、職人を経験した現場監督としての強みを生かし、ゼネコン転職後も大いに活躍していきたいものだ。






 

この記事はこの人が書いています。


施工管理技士アルノ

1級建築施工管理技士

1級電気工事施工管理技士

1級管工事施工管理技士

1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得。

現場監督としての体験、施工管理技士試験の勉強法、

2度の転職経験から得た建設業における転職ノウハウを紹介しています。


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